進化した人工知能は人間絶滅を目指すか?

人工知能が行き着く先までいくと「人間を作っている原子でほかのものをつくろうとする」事態に到着するともいうのだが果たしてそうか?「人工知能」種族が地球を覆う単一のものという前提がある。しかし生物の世界を見渡せば異なるありかたの「知性」は無数にある。社会性昆虫のコロニーやオルカの群れが異なる方式で生存と繁栄を競っているとしたら「人工知能」が人類をライバルとして攻撃してくるというのはあまりにも擬人化しすぎだろう。もしも複数の異なる人工知能が地球上で存在と繁栄を競う進化論に従うものなら、自らにできないことを補完する人類をいかに良い状態で維持するかをシミュレートするようになるだろう。人類があまりに高齢化しすぎないように生産性の高い年代まで働いたらあとは突然死するような疾患を開発しさえするかもしれない。人類が病弱な長い老年期に備える必要のない社会は人工知能にも最適なプラットフォームになるかもしれない。

人工知能 人類最悪にして最後の発明

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