fexaramineがメタボの薬として有望そうだ

Intestinal FXR agonism promotes adipose tissue browning and reduces obesity and insulin resistance

Sungsoon Fang, Nature Medicine 21, 159–165 (2015) doi:10.1038/nm.3760
胆汁酸により活性化される転写因子のFXRの経口アゴニストとしてfexsaramine(Fex)が開発された。Fexを飲ませると腸からFGF15(ヒトではFGF19)が誘導され胆汁酸の組成が変化する。同時に白色脂肪の褐色化がおこり高脂肪食による代謝の悪化が緩和される。食事負荷による体重増加、全身的炎症、肝臓での糖新生がいずれもFexにより抑制される。というわけで飲めるメタボの薬ということになりそうだ。