チョコが糖尿病を予防

Chocolate consumption and risk of diabetes mellitus in the Physicians’ Health Study1,2,3,4
Chisa Matsumoto,Am J Clin Nutr February 2015 vol. 101 no. 2 362-367
医師の健康調査を用いてチョコレートと糖尿病の関係を調査。対象が医師ばかりなので健康に気を使っていそうな集団である。開始時の平均年齢は66歳。もともと糖尿病のなかった18000人あまりを9年追跡すると6.2%に糖尿病が新たに発症した。チョコレートの消費量は食事アンケートによった。チョコの消費を無しから、1か月に1-3回、毎週1回、毎週2回までの4段階に分けると生活習慣や総カロリー摂取で補正した糖尿病発症リスクは1、0.93(0.79-1.09)、0.86(0.72-1.04)、0.83(0.69-0.99)となった(p-trend=0.047)。年齢とBMIはチョコと糖尿病の関係に影響し、若くBMIが正常の場合にチョコの効果が出やすい。