2・26事件とパリのテロ

2.26事件で殺された人が何人かというと実はパリのテロ事件より少ない。しかしこれを境に軍部に意見できる人がめっきり少なくなってしまった。軍部の予算を減額しようと頑張っていた高橋是清などまっさきにバッサリやられてしまったのだから。これ以後日本のかじ取りは変なほうへ突っ走ってしまう。パリのジャーナリストがどういう対応をとるのか知らないがことさら過激派を刺激するような言説を載せつづけても過激派の起こる元となる社会のゆがみを正すことにはなるまい。かといって攻撃をおそれてその話題を避けて通るようになっても何も変わらない。経済の停滞と極右の台頭をなんとか逆転できる知恵はないものか?