上賀茂神社

上賀茂神社に行って来た。徒然草で賀茂の比べ馬の話に出てくるところだ。ちょうど式年遷宮の工事中で桧皮葺きの屋根を直している。なんでも神様のお宿りになる建物が全く同じ構造でふた棟隣り合って建てられている贅沢な構造なのだとか。ヒノキの皮は、いったん皮をはいで再生してきた樹皮をもう一度はがして使うとのことでずいぶん手間のかかる仕事だ。というわけで屋根だけで総工費が10億円なのだとか。ところで建物が作られるまえには神様の降りてこられる山の形をかたどった砂の山が社の代わりだったそうで、今でも高さ1.2mほどの大きな砂の山が作られている。右が陰、左が陽をあらわし、右には松葉が2本、左には3本差してある。不思議なのは雨の降ったあとなのにほぼ完全な円錐形を保っていることで、その斜面の角度もあり得ないほどの急角度でたぶん45度以上ある。何か接着剤のようなものをいれているのだろうか?聞いてみたかったが謎にしておいた方がありがたみがあるのでそのままにしておいた。