自閉ライフ

N天堂の「トモダチLife」が同性婚ができない仕様になっていることが米国で批判を受けている。これに触発され、空気が読めない子、自閉症、シゾフレニアなど人間関係に困難を感じる人たちから「我々の苦労を体感できるモードを作ってほしい」との要望が出されている。これに対して試作品が発表された。シム自閉症モードになると人物の表情がなくなり、主人公が感心を持つ範囲以外の語彙はすべてジャーゴン化されて理解不能になる。主人公はこの条件で相手の意図や感情をなんとか割り出してゴールをもとめることになる。シムシゾモードではつねに幻聴が聞こえる状態となり、あまりにもリアルな幻聴をかき分けて現実世界の意味を再構築する困難を体感する。相貌失認モードでは登場人物の顔がすべて同一になる。なかには「爪が伸びるとともに人を殺したくてたまらなくなる症状をシュミレートしてほしい」という要望もあったが「それは実在の病気ではなくて漫画の登場人物のキャラクターなので」という理由で却下された。