ユン・イサン

併合下の朝鮮半島で生まれ音楽に志した少年は「音楽では飯が食えない」という親に商業学校に入れられるが大阪で音楽の師に出会い戦後フランスを経てドイツで現代音楽作曲家に育つ。祖国の統一を望んだ彼は北朝鮮を訪問するが音楽家としての名声を北に利用されているのを嫌った韓国政府から拉致を受ける。北のスパイとして拷問を受けたユンは釈放後ドイツ国籍をとりドイツで後進を育てた。最近NHKのドキュメンタリーで取り上げられたユンの音楽は独特の響きを持つ。Naxosのミュージックライブラリーでは検索で彼の多数のCDを聞くことができる。