理由

「シンプルに生きれませんか?」
「何のことですか?ただでさえやることが山のようにあるというのに。」
「その山のような仕事も本当に必要なものってほとんどないでしょう?」
「失礼な。わたしは役に立つ仕事を誇りをもってやっているんだ。」
「そのわりにはご自身を十分幸せにしていないんじゃないですか?自分が幸せでなくて人のことを考えられますか?」
(まわりをぐるっと見回して)「大丈夫だ。回りのものと比べれば自分は恵まれている方だ。」