RAGEと脂肪分化

Monden M. Diabetes 62: 478-489, 2013
RAGEは脂肪細胞の分化を促進する。糖化終末産物のAGEの他内因性のリガンドであるHMGB-1やS100もRAGEを通じて脂肪分化を促進する。RAGEのノックアウトマウスは体重が少なくなり脂肪組織の重量も小さい。さらにインスリン感受性もよくなりアディポネクチンが増える。RAGEを過剰発現させるとTLR2が増加し、RAGEのノックアウトでは脂肪組織のTLR2が減る。脂肪の分化においてTLR2の役割がどの辺にあるかはもうちょっと研究しないとわからないようだ