さい

白川静先生の漢字の解釈では「告」は「牛」が「口」を寄せているのではなくて「さい」という器に御幣を載せている絵だという。「口」の左右の縦の棒を少し上に伸ばした形が「さい」で、神様にお供えする入れ物である。いけにえを捧げて神のお告げを聴くというような意味らしい。古代では生き抜くことがひどく厳しく、種々の選択が命がけだった。本気で神に問いかけることで微妙な兆候を読み解く感覚が研ぎ澄まされたのかもしれない。ところで今度の選挙では誰に未来を託せばいいのか?ぜんぜんわからん。言葉があてにならないからだ。いい加減に見えるかもしれないが顔つきで判断するしかないかもしれない。