糖尿病の死亡率

Mortality Among Low-Income African Americans and Whites With Diabetes
Baqiyyah N. Conway Diabetes Care November 2012 vol. 35 no. 11 2293-2299
40-79歳のアフリカ系と白人の米国人6万人余りを平均5.9年フォローした。政府が基金を出しているコミュニティーのヘルスセンターに受診している人が中心で経済的には豊かではない。糖尿病あり(DM+)の12498名のうち13.5%が死亡し、糖尿病なし(DM-)の49914名のうち7.3%が死亡した。DM+の死亡率はDM-に比べて有意に高かった(アフリカ系で1.84倍、白人で1.8倍)。しかしDM+のみで比べるとアフリカ系の方が死亡率が低かった(0.78倍)。死亡率はDMの罹病期間とともに増加し、インスリン治療を受けている方が高かった。さらに心血管疾患、高血圧、脳卒中の既往がある方が高かった。これらの危険因子は性別・人種で大きな差はなかったがアフリカ系でのみ心血管疾患の影響が大きかった。もともと心血管疾患を持つ率はアフリカ系の方が低かった。
6年で13.5%というのは妙に高いような気がするけどそれだけ病状が重いということかな?アフリカ系の方が家族のきづながあって病気になっても支えてもらえるのかもしれない。