ユビキチン化を必要としないプロテアソーム分解

Proline-mediated Proteasomal Degradation of the Prostate-specific Tumor Suppressor NKX3.1*
Varsha Rao October 19, 2012 The Journal of Biological Chemistry, 287, 36331-36340.
転写因子のNkx3.1のC末端の21アミノ酸はこのタンパク質の分解を促進する。分解はプロテアソームによっているが驚いたことにユビキチン化を必要としない。ユビキチン化に必要なリジンをすべて変異させたNkx3.1もやはり分解されるのだ。C末端の21アミノ酸ペプチド(C21)中プロリン221が必要で、これをアラニンに変異させるとC21のdegron(分解促進因子)としての作用が無くなる。