Yamiken

from engineer.typemag.jp

逆に、デジカメやVHSやCDなどの、過去の日本の大ヒット商品は、アンチサラリーマン根性で作られていたように思います。

「会社の言う事聞いていると進まないので、やっちゃいました的」精神でボトムアップで作られたものが多いです。つまり、エラい人が知らない間に、勝手に作ったものが商品化されたことが多いです。いわゆる「闇研」というものです。

しかし、最近は、ガバナンスだとか、セキュリティだとかいう話で、それができなくなってきたように思います。「プロジェクトX」で見た限り、デジカメの開発は、闇研で社内で無許可で作っていたので、開発費の経費伝票は、ほぼ虚偽記載で、ポータブルテレビの研究案件で処理していたと聞いてます。

映画「日はまた昇る」を見る限り、VHSの開発予算も、開発研究費ではなく、名目上は「法人用ビデオの修理予算」で回していたように見えます。たぶん、今だったら、ガバナンスとかコンプライアンスとかで死にます。

やっぱりおとなしく上のいうことを聞いているだけではそれなりの結果。何か驚かせるようなものがないと。それを探索するためのお金がないというのが問題