紫外線のつくるダメージシグナル

Jamie J Bernard, Ultraviolet radiation damages self noncoding RNA and is detected by TLR3
Nature Medicine 18, 1286–1290 (2012) UVBに照射されると皮膚のケラチノサイトが障害され、タンパク質をコードしないRNAの一種U1 RNAが変性する。RNAの二本鎖になっている部分が変化するという。この変性RNAはダメージを受けたケラチノサイトから放出されダメージシグナルとして作用する。自然免疫の受容体TLR3が変性RNAの受容体で、これがないマウスではUVB照射によるTNFαやIL-6の上昇が起こらないという。