補体のC1qが老化と関係

Complement C1q Activates Canonical Wnt Signaling and Promotes Aging-Related Phenotypes Cell, Volume 149, Issue 6, 1298-1313, 8 June 2012 Atsuhiko T. Naito
補体のC1qは細菌に対する防御だけではなく老化と関係しているという研究。C1qの血中濃度は加齢に伴い増加。Wntシグナルも加齢に伴い増加するがC1qノックアウトマウスでは増えない。C1qはWntの受容体Frizzledに結合してC1sに依存したLRP6(Wntの受容体でもある)の切断を促す。若年マウスの筋肉の再生はC1qの過剰投与で抑制され加齢に伴う骨格筋再生の障害はC1sの抑制で軽くすることができる。
新聞記事ではなんのことかわからなかったが、なんとなくわかったような気になるから不思議。本当は全然なんのことか不明。なんでC1qがWntにかかわるの??