なんのための研究?

藤野英人さんとちきりんさんの対談から

逆に、スティーブ・ジョブズの伝記を読むと、ある人が3年間死ぬほど研究した成果でも、それが新製品の機能として必要ないと判断したら平気で切り捨てています。「彼は3年も頑張ってこれを開発したから、なんとか日の目を見させてやろう」というような温情はまったくなく、消費者目線での開発というのにはそういう非情さが必要になってくるのです。

それはそうと、その研究って何の研究だったのか気になる。「野蛮人のテーブルマナー」によると企業ではそういう「がんばったのに報われない」不満分子がけっこういるもので、そういう人の認知願望をくすぐることが取り込むこつなのだとか。