可溶性RAGEは動脈硬化から保護するか?

erum Level of Endogenous Secretory Receptor for Advanced Glycation End Products and Other Factors in Type 2 Diabetic Patients With Mild Cognitive Impairment
Gang Chen, MD1⇓, Liangchun Cai, MD1, Bin Chen, MD2, Jixing Liang, MD1, Fenhui Lin, MD2, Liantao Li, MD1, Lixiang Lin, MD1, Jin Yao, MD1, Junping Wen, MD1 and Huibin Huang, MD1⇓
 Diabetes Care December 2011 vol. 34 no. 12 2586-2590
中国のFujian地方の病院に入院した糖尿病患者101名について可溶性糖化終末産物受容体(esRAGE)と認知機能を調べた。動脈硬化の簡易指標であるABIとPWVも測定した。認知機能はモントリオール認知評価(MoCA)スコアを用いた。esRAGEが高いほどMoCAスコアとABIが高かった。逆にPWVが高い(血管が固い)とesRAGEが低かった。esRAGEは動脈硬化に保護的に作用するのかもしれない。
人数が少ないので確実ではないが糖化終末産物が細胞膜上のRAGEを介して炎症性シグナルを生じるのをesRAGEが止めているというストーリーを下敷きにしているんだろう。