運動すると一酸化窒素の出が良くなって心臓保護作用がある

Calvert JW et al. Exercise protects against myocardial ischemia-reperfusion injury via stimulation of beta3 adrenergic receptors and increased nitric oxide signaling: role of nitrite and nitrosothiols CIRCRESAHA.112.241117v1
運動すると心筋虚血に抵抗性になる。これは一酸化窒素の生成が増えるからのようだ。マウスに4週間運動させてから運動不足の生活に戻しその後一過性の心筋虚血にさらす(ishchemia-reperfusion)と通常のマウスでは運動終了後1週間まで保護作用が及ぶ。一酸化窒素合成酵素(eNOS)またはβ3アドレナリン受容体(b3AR)のないマウスは運動による保護作用がでない。b3ARは運動を介してeNOSを活性化するところに効いている。eNOSのセリン1177とスレオニン495のリン酸化が高まるのだ。