ウォッカはグラスで飲むもの

正しいウォッカの飲み方はグラスにとってぐっとやるもので、いくら飲んべでもボトルから飲むものではない。旧ソ連時代に農業省の大臣と地方の視察に同行した記者はこっそりウォッカを飲みたがる大臣と一緒にウクライナの暗い森のなかを道の行き止まりまで走るが、いざ一杯やろうとすると「グラスがない!」(公的な場ーホテルも含めて、でウォッカを飲むことは当時タブーに近い雰囲気があったそうな)
正しいウォッカのみのマナーを尊重する大臣と記者はすごすごと森から帰ってきたのだそうだ。
古いGrantaの「Russia」特集から