錯覚の科学

錯覚の科学

錯覚の科学

注意の対象でなければ認識されない「バスケットコートのゴリラ実験」を考え出した心理学者の本。人間の記憶がいかにあやふやかは映画の連続性のミスをあげつらうネタにとどまらない。記憶の不確かさを自覚しない証人は自身たっぷりに誤った記憶に基づく証言をしてしまうのだ。ヒラリー・クリントンが間違った戦場訪問の記憶を語ってしまったのも意図せぬ記憶の書き換えのせいか?とのこと。
そこでと言ってはなんだけど、携帯電話や腕時計に連続記憶機能をデフォルトでつけるのはどうでしょう?何もなければせいぜい数分でどんどん上書きして消えるようにしておく。必要があればワンプッシュで過去1-2分の記録を長期記憶に移すようにするわけです。この商品の名前はアバッキオのスタンド、ムーディーブルースはどうでしょう?