森の朝顔

モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (ACTION COMICS)

死刑囚と刑務官の友情を通じて死刑制度を考えようという漫画。先進国では米国と並んで死刑制度を維持している日本だが刑の執行にかかわる職務はストレスのかかる立場だ。みんなが「職務だから」と割り切ってしまえるジャイロ・ツェペリの父みたいになれるわけではない。こういうテーマだと絵はむしろやや稚拙なほうが生々しさがでなくて救いがある。青木雄二の「ナニワ金融道」のようなものだな