まじめさ

日本人ってまじめだなあーと思う。もういい加減に打っちゃっとけば?と思うようなことにもずっとかかわっている人もいる。その反面「言葉」に縛られて本質からずれた所で過剰な努力を払っていることに気付いてないような気もする。みんな「自分」の基準が「他人」といっしょであることに自信がないのだ。だから、限界を超えて踏み込んでこようとする者がいると押し返すことをためらってしまったりする。「そんなことないでしょ」と思っても「自分も悪かったのかも」と考えてしまったりする。オオカミは腹を見せて首を差し出せば「負けました」の表現でそれ以上攻撃されないが、ハトは相手が死ぬまでいじめ抜く(コンラート・ローレンツ?)。

攻撃―悪の自然誌

攻撃―悪の自然誌

日本人の持っているいい意味のまじめさを食い物にしようとするものだけではなく、加減を知らないためにどこまでも押して行って相手を潰してしまうものもいる。超越的な価値は教えた方がいいよ。会津のなんとかの教えじゃないけど「だめなことはだめです。」というのがある、というのを教えるべきなんだろうな。 とはいうものの、自分はいいかげんで自由である方がいい。