エネルギーの効率

ある計算によると地球で光合成で固定される太陽エネルギーのうち2/3は人類が食料、衣料、建築材料、燃料、工業原料に利用していて残り1/3をやっと他の生物が分け合っているのだという。それを考えるとバイオエタノールとかトウモロコシ農家への政治的なプレゼント以外の何物でもないな。再生可能エネルギーが浪費を続ける社会のうしろめたさを隠す免罪符に過ぎないとしたら効率を徹底して高めていくしかない。しかしエネルギーの効率だけから見て合理的な行動は経済の利害とは必ずしも一致しない。群馬県のコンビニは24時間営業をやめたがっているオーナーが多いそうだが本部が許可しない。ブランドとしての統一的イメージが優先するのだ。これを変えるのは法律しかないね。「包括的エネルギー効率化条例」でもつくって地域で施行させるのだ。どうしても24時間営業をするのであればネットを通じた医療相談とか最低限の医薬の提供とかを可能にするようなシステムを併設しないと夜中につまみとビールを買いに来る客のために明かりとエアコンのエネルギーを使うのが無駄。