COP10

COP10ってあんまり関心がなかった(スミマセン)が、BSの特集でやっとわかった。生物資源からくる利益の配分のシステムをどうするかの綱引きでもめてたんだな。抗がん剤のコンブレタスタチンがなんとかウィローという南アフリカの木で、抗HIV薬のプロスタチンがサモアのママラの木からとれるとかわかったが、大量生産のために人工合成できるようにしたら最初のアイデアのもとになった原産国の知識には対価を払わなくていいのか?ということなんだな。過去の取引に対しても言い出したらたばこ会社はアメリカのネイティブに莫大なカネを払わなくちゃな。コーヒーだってエチオピアに特許料払えなんて言われたら困るよな。アマゾンの「竜の血」という樹液から下痢の薬ができたり、南アフリカの野草(ペラルゴニウム)からドイツで人気の風邪薬(ウンカロアボ)ができたりといった最近の話には対価をどうにかする取組がなされつついる。
このややこしい会議を土壇場でなんとかまとめたのが議長国の日本の成果というのが番組の趣旨。