魔界観光案内

「良く知っていることを説明しろって君がいうから『魔界観光案内』を書くことにしたよ。」
「なんだそれ?何かのゲーム?」
「いやー毎晩悪夢を見ているんだけどいつも同じ世界でストーリーもつながっているんだよね。いっそそのことを書いてしまったらと思うんだけど?」
「それって君の想像したことなのかな?どこかに存在するものを寝ている間に別の意識がのぞき見しているのか?」
「さあね。僕からみれば魔界だけどあっちのひとはみんなそれがふつうの日常ということで暮らしているみたいだけどね。」
「そいつはフィクションかノンフィクションか区別が難しいな。」
「現実の地球上でもたとえばアフガニスタンとか僕らから見れば魔界みたいなもんだろ?」
「じゃあ『魔界潜入ルポ』にでもしとくか?」