ロボット外科医

Telemedicine and e-HealthによるとDuke大学のチームが超音波プローブを眼の代わりにして病変を探索して切除できる外科ロボットをつくったらしい。これまで外科医が指示していたことを機械がやるわけだが、超音波の分解能が十分あれば病変の深さもリアルタイムのデータとしてみながら切除できるのでけっこう安全かもしれない。ただ、リンパ節転移があった場合は適切な範囲のリンパ腺をとりきるのに苦労するかもしれない。(bookmark参照)
Duke大学のサイトによると乳癌と前立腺癌に見立てた人工のモデルから複数の病変を生検してくるというレベルになっている。乳癌のモデルは七面鳥の胸の肉にブドウのつぶを埋め込んだものだ。これは超音波レベルがヒトの組織に近いらしい。まだ病変を切除するところまでは行っていないが、既存の技術の組み合わせだけでここまでできるのだ。そのうち不足する外科医の変わりにロボットが手術する日が来るのか?