遺伝子検査のパフォーマンス

乳がんのリスク判定によくある10個の遺伝子変異を加えると予測精度が改善するか検討した。5590名の患者と5998名の対照で検討すると、患者の47.2%は危険度判定を5段階に分けたレベルが変化しなかった。32.5%は悪い方へ、20.4%は良い方へレベルが移動した。
ハイテクの遺伝子検査を付け加えても必ずしも予測精度はよくならない。病気になりにくい健康的な生活をするのが一番か。
Wacholder S, Hartge P et al. Performance of common genetic variants in breast-cancer risk models. New Eng J Med 2010;362:986-993