扁桃体

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsre1993/9/1/9_1_40/_pdf/-char/ja
前回は「偏桃体」で検索していたので予期しない結果だったが「扁桃体」と「症例」だと多数の論文がJ-STAGEでヒットする。佐藤先生の論文によると扁桃体をやられると人の恐怖の表情が読めなくなるらしい。佐藤先生はモーフィングを用いて二つの感情表現を混ぜた顔を用いた課題を使った。ヘルペス脳炎扁桃体に障害を受けた患者HYは恐怖の感情を幸福と取り違える率が高かったという。それには進化的な意味があるか?仲間の恐怖の表情をいち早くとらえて逃げ出せる能力は生き残りに役立っただろう。したがって恐怖の表情を特別に解析するシステムの進化は意味がある。空気の読めなさは扁桃体の機能と関係があるのだろうか?