ノラ監視カメラ

安全のために地域に監視カメラを設置したいとしても「個人のプライバシーを脅かす」と反対したがる人が後を絶たない。固定した監視カメラだと反対派に破壊されかねないのを避けるため自律的に移動しながら地域の監視を続けるネコ型ロボット監視カメラが開発された。試作された監視システム「ノラ」は塀や道端を移動しながら地域を歩く人の顔を自動認識でデータベースに登録していく。見慣れない人が表れた場合にデータベースに照会して警戒タグを発生し追跡するしかけだ。問題は背丈が低いので盗撮用カメラと誤認されがちなことだ。