対人関係支援ロボット

グーグルはコミュニケーション障害の方の対人関係支援ロボットとしてCALを開発した。グラスを通じて得た画像から対象を特定し、相手の興味を持ちそうな話題を相手のネットやSNSの履歴から割り出す。しかし「こいつには話してないはずなのになんで知ってるの?」と不気味がられるおそれがある。そこで会話の中で得られた話題もデータベース化して不特定のネットでは検索していても話者との関係では取り上げられていない話題は自分からは持ち出さず、相手から振られた場合のみ対応する。現在のところ言語面のみの解析だが、動作や声のトーンなどの非言語的メッセージも収集して「相手は話を切り上げたがっている」「別の話題に変えたがっている」「何か触れられたくない話題があるらしい」などのニュアンスもグラス内のモニターに表示される。これらの情報を用いても話者がうまく話せない場合はアシスト機能を用いることにより適当な話題を人工音声で話して相槌も適宜うっておいてもらうことができる。ただし、苦手の上司とオートで会話中にこっそりツムツムをするのは禁止表示が出るしかけだ。