牛丼戦術

「戦争法案」をめぐるかけひきで国会が混乱している。かつての台湾の国会をみるかのごとき乱闘騒ぎである。この混乱を避けるため一人一票の投票方法ではなく、議員の体重の総和で決定する「目方でドーン方式」を採用しようという動議が提出された。現在の議席の分布では野党がいかにパフォーマンスを繰り広げようと与党連合が数で押し切れるのは見えている。そこで、これを逆転する可能性を議員各人の大食い力に賭けようというのが法案の趣旨だ。国会前に集まった市民が本当に法案の阻止を希望するのなら各自食料を持ち寄って反対派の議員に食べさせればいい。議員の方も命がけで食べてくれるはずだ。投票のためのヘルスメーターに向かう間に一杯でも多く食べて体重を稼ごうという牛丼戦術が今後国会の珍プレーになるかもしれない。(嘘)