スタジアム案

新国際競技場のデザインが迷走するなか日本ならではのデザインでお安く建築するアイデアが改めて募集された。案の一つはシンプルな楕円形の円筒に長い緩やかなスロープを多数取り付けたもの。スロープの擁壁には瓦屋根が施され、銃眼のような穴が開いている。スロープを飾るのは多数の朱色のアーチで一見伏見稲荷の鳥居のようだが、宗教施設と誤解されないように鳥居とは異なったデザインのアーチとなっている。このアーチには協賛者の名前を刻印することができ、これを機会に国立競技場に名前を残したい個人や会社からの寄付を期待している。外壁の各所には坪庭が配置され日本庭園のミニチュアが楽しめる作りとなっている。問題は屋根であるが、重量と工期の問題から吊り橋の支柱状の塔のみが複数設置され、間に合えば扇子型の開閉式屋根を吊り下げる形式が検討されている(嘘)