賭け

「何をやっても退屈なんだが。」
「かけをしてみたら?」
「だれと?」
「自分自身とか神様とか家族とか。」
「じゃあ猫と賭けてみるか?」
「まあ、それでもいいよ。それで例えば1年間でロシア語の検定を受けますとか賭けるのさ。」
「ロシア語って意味なくね?」
「賭けだからネタは別になんでもいいんだ。岸辺露伴の漫画で幽霊とポップコーンの空中キャッチの賭けをする話があるだろ?ばかばかしいけど命がけだからハラハラするのさ。」