高野山ナウ

社会的な責任を問われたり名誉を傷つけられたとき一時的な逃避の場所はお持ちでしょうか?以前なら海外に高飛びという方法がありましたが世界が小さくなった現在、よほどアフリカの奥地にでも行かない限り世間が放っておいてくれないのが現実。そこで高野山では在野の方の「出家」を受け付けることにしました。これまでその分野の先端で業績を上げてきたのに風向きが変わった途端嫉妬を含んだ非難の嵐に辟易とされている方、高野山はお待ちしています。静かな環境の中で自伝をしたためるもよし、次のプロジェクトに向かう前の英気を養うもよし、哲学の見直しに取り掛かるもよし。文才のある方なら現代の神曲に挑戦していただき、地獄に落ちるべき方々を実名でコキュートスに沈めていただくもよしです。どっちの流れにのったらいいのかわからないとき細川家のように一時的に避難していただくだけでも結構です。宿坊としては真田庵を始め人気の住宅をご用意しています。実力があり影響力が大きくなりすぎるとよってたかって引きずりおろしてしまうのが日本社会のある意味弱点でもあります。今後の世界を乗り切るために日本に必要な人材の保護こそ高野山の社会的貢献と考えております。ホリエモンさんの「刑務所ナウ」ならぬ「高野山ナウ」を味わってみるのもいかがでしょうか?