盧溝橋事件

7月7日の盧溝橋事件記念日を記念して日本政府はコンサートを企画した。半分が日本人、半分が中国(台湾)人のオーケストラが緊張感の高まる曲を演奏する。舞台の照明が落ち、薄暗がりとなるなかで日本人側がパートの練習を行う。そこへ突然一発のドラムの音。混乱した演奏者は動揺したまま演奏を続ける。明かりがつき、触発された中国人側演奏者たちが遅れて自分たちのパートを演奏するが、ずれたまま不協和音の続く演奏になる。混乱は次第にエスカレートしいつの間にか「春の祭典」になっている。そこから日本人側演奏者が脱落して中断し、舞台後方から共産党の現政権による中国国歌が響いてくる。