偽装料理

「おたくのホテルではいま話題の偽装料理はおいてまへんのか?」
「え?いえ、お客様私どもとしてはそのような不手際はいたしておりません。」
「なんやーあてがはずれたわー。高級食材やない普通の食材でプロも納得するような味に仕上げる職人の技っちゅうもうんを味わいに来たんやけどなー。ええか?高い金出して高い食材つこうて旨いんやったらそんなもん当たり前やがな。一般庶民が普通の食材をつこうて一流の味を出せる技術があったらそれこそ金出しても学びたいちゅうのがわかりまへんか?」
「いやー、そうおっしゃられても…」