人々・鳥・虫・樹

12年ぶりの十二国記の続編。王様よりも周りの上下の官吏、里人に視点が置かれている。山を守るブナの樹を奇病から守るための薬草は無事に王宮に届けられるのか?更生の余地のない重犯罪人を獣とさげすみ極刑に処すだけで国の秩序は保たれるのか?騒然とした国内の戦乱をよそに虫や鳥を観察し続ける暦作成官たちが発見するものとは?