疑似歴史

疑似科学がなぜすたらないかというと読んだりして楽しいからだと思う。SFのノリである。歴史でも「そうであってほしい歴史」が事実ならこんな楽しい事はない。そこで日本の疑似歴史を語ってみたい。
秦の始皇帝崩御したあと二世皇帝は長男の扶蘇から宦官の趙高の陰謀で次男の胡亥に決定された。扶蘇は偽の罪で自殺したことになっているが実は蒙恬のはからいで沿海州から日本海へ脱出し日本へ渡った。彼らは慣れ親しんだ地形に似た土地を求めて東へと旅を続け太平洋岸に東へ流れる大河を見つけた。利根川である。彼らはその地に小さな「扶蘇の国」をつくった。小人数だったため古代日本で大勢力を形成するには至らなかったが、音を変えながら名前は残った。「総の国(ふさのくに)」である。扶蘇の子孫が日本で政権をとれば彼が中国大陸を奪回しようとするのは宦官に奪われた祖国を奪回して正道に戻そうとすることにあたる。