褒めて

今だからいうが、本当はあなたに褒めて欲しかった。そこまでではなくても認めて欲しかった。自分ではベストを尽くしたつもりでも、あなたの気に入らないだけで認めてもらえないというのには疲れたよ。仕方がないのであなたのことは諦めることにしたよ。刈り取った稲の束を乾かす匂いのような満足感を与えてくれる誰かを他に探すことにしよう。