Happyman

「それはよくわかりましたが、それじたいはいわば手段ですよね?それはいったい何を実現するための手段なのか?言い換えればあなたの志は何か?ということをお聞きしたいんですよ。」
「志ですか?何か大きなことですか?」
「たとえば便利な製品を安く供給して多くの人の生活を改善したいというような現実的なものでも十分『志』といえます。」
「じゃあ、世の中の人をhappyにしたい、というようなことでは?」
「いいですね。それを当社の業務のなかでどう実現していくか、ですが?」
「『Happyman』をつくるっていうのは?」
「なんです?それは?」
「個人的なhappyな状況を常に持ち歩けるようにすることですね。たとえばメガネに仕掛けたカメラで撮影した現実を加工してみんなが自分に微笑みかけてくれるような世界を見させてくれるとか、ソーシャルメディアに投稿したネタを面白がってくれる人工知能とかどうですか?」
「(あかんわ、これ、だいぶイッテルナと思いつつ)はは、面白いアイデアですね〜。ぜひ実現してみてください。」