倍音

整数次倍音が多いと超越的でぎらぎらした音になる。歌手だとカリスマ性を持ったタイプ→郷ひろみとか浜崎あゆみ美空ひばり これに対して非整数次倍音が多いと親しみやすさや重要性を感じさせる。歌手だと森進一や宇多田ヒカル。両方を使い分けているのが倖田來未で歌の時は整数次、しゃべりのときは非整数次なんだそうだ。最近は楽器の演奏でも非整数次倍音をどうやって入れるかというのがテクニックとして研究されていてフルートでもわざわざ歌口にセロファンを貼ったりして研究するひともあるそうな。尺八ではもともと非整数次倍音が多く、これは日本人の好みで改良されてきたからなんだとか。日本人は虫の声とか風の音のような自然の音も言語と同じ左脳で解釈しているというから。ところで森には100Hzとか耳には聞こえない高次の倍音が満ちていて、これを「聴く」(皮膚で感じるんだともいうが)と脳が活性化するんだと。