あとの始末

産経新聞1/9から引用

10時過ぎ、1回目の回収の時間がきた。積み上げられた遺品はそのままトラックで運ぶのかと思ったら、やってきたのは市の委託を受けたゴミ収集車。ゴミを回転式の鉄板でバリバリバリと砕いて収容するあの車で、ここにタンスだろうが鏡だろうが物干しざおだろうが、何でもかんでもほうり込む。あっけにとられて見ていると、ほんの10分くらいで山積になっていた遺品がきれいさっぱりなくなった。(途中略)
 うずたかく積まれた遺品の山を2回もゴミ収集車が回収したが、小島さんによると、もともと家族で住んでいた家としてはこれで普通だそうだ。「どこの家にもいえるのですが、不必要なものが多すぎる。遺族に迷惑をかけるから、生きているうちに捨てるべきなんですけどね」と小島さん。(途中略)遺品整理士の資格を取った中山社長によると、業界の95%は違法業者だという。
「遺族が片づけてくれと業者に頼んで、その業者が処分する遺品をトラックに乗せたら、それで違法なんです。現行の法律では、ゴミは一般廃棄物処理業者じゃないと処分できないことになっている。うちは産業廃棄物収集運搬業と古物商の許可証は取っているが、一般廃棄物の許可証は申し込んでも取れない。だから収集車を呼ぶしかないんです。でも利用者はそんなこと知りませんからね」

「廃棄物」じゃなくて「有価物」として形式だけ1円くらいで買い取ってもらえばいいんじゃないのかな?