2011-08-19 アサガオ フィクション 「コンサート行かなかったの?」 「うん。なんか気おくれがして。」 「昔の同級生なんでしょ?」 「そうなんだけどね。」 「なんかわだかまりでもあるの?」 「聞きに行きたい気もするんだけど、なんか迷惑がられるんじゃないかとも思ってしまうんだよ。」 「どうして?プロなみにうまい人なんでしょ?」 「なんとなくね『苦手の人』の仲間に入れられているような気がしてさ。」 「ふーん。よくわかんないなあ。」 「アサガオをきれいだなって思っても摘み取るとあっというまにしおれるだろ?そんな感じ。」