2011-08-17 狭い世界 フィクション 「合宿で○○さんと娘さんに会ったよ。」 「○○さんて◆◆の?」 「そう。私の事見て『似てるね』だって。」 「ふーん。○○さんは大学の先輩だからねえ。世間は狭いよね。でも私たちから見ると君はそれほど似ている感じはしないんだけどね。」 「もしかしたらさ、日本もね、似たような生活感の人たちが2世代3世代と狭いサークルでつきあっていく社会になりかけているってことない?」 「社会のダイナミズムが失われかけてるって?それは長い目で見ないとわからないな。」