売り込み

「こんにちは、うちのテレビ買ってください。」
「ずいぶん唐突な人だね。テレビなんてもうあんまり見ないよ。」
「ご興味のあるネタをネットから探して動画を自動でハードディスクに溜め込みます。」
「うーんそれは考えてみてもいいけどへんなエッチネタをためているのがばれるとけっこう恥ずかしいぞ。」
「そこです!うちはすべてお客様個人用のサーバーを無料でご提供しております。暗号化しているのでご家族にのぞかれることもありません。」
「うちは家族はいないけど変なダイレクトメールが増えたりすると真っ先に疑われるのはおたくのテレビになるよ。」
「お客様のサービス用に30年、40年前の番組を昔通りの曜日と時間に配信するタイムスリップサービスも行っています。」
「お!それはいいかも。昔のドリフターズとかひょうきん族をそのままか?著作権はどうしたんだ?」
「テレビ局もこの時勢必死ですから。」