江戸時代のエネルギー危機

本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー (PHP新書 546)

本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー (PHP新書 546)

森林のエネルギーに頼っていた江戸時代の日本はかつてエネルギー危機に襲われていた。江戸時代の人口が3000万人ほどで頭打ちになり「間引き」が行われていたのはこのためだ、という話など。なんとなく分かったつもりのことがよく聞いてみるとそうじゃない、という話が多い。虫は歴史の浅い森には少なく、出来てから1000年たってもまだ虫の種類が豊かじゃないのが分かるとか。日本の農業問題は土地の問題で、実は土地の境界がはっきり確定していないところが多く、これをつっつくと大混乱になるので先送りしているのだとか。