今週のお題

「かささぎの渡せる橋におく霜のしろきを見れば夜も更けにける」
牽牛と織女の出会いの橋に見立てた宮中の庭園の橋を夜中に見ると霜で白く光っている、という情景と、”あなたとは事情があって年に一回会えるか会えないかですが、そんな歳月を過ごすうちに頭も白く霜を置いたようになり、私の人生も夜更けにさしかかりましたよ”という意味と。そんなふうに勝手にそう解釈しているのだが、ふつうの人生にはなかなかそんな優美な思い出などないね。
7月7日は盧溝橋事件(1937年)の日。今後、日中間に変なあつれきが生じないことを祈りますよ。