日本文学史序説

加藤周一の「日本文学史序説」上を読んでいる。菅原道真漢詩は日本人の外国語による詩としては初めて人生の挫折の味を歌いこんで、人間的真実を盛れる器になったのだとか、仏教排斥運動中に中国に留学していた円仁の日記がすごいとか知らなかったっことがいっぱい。文章がそのまま外国語に訳されることを意識して書いているようなのも新鮮。