鉄の話

鉄について調べている。近くの図書館で「トコトンやさしい鉄の本」菅野照造監修というのを借りてきた。日本のたたら吹きで作られた日本刀は最新の鋼鉄でも再現できないのだとか。現在の高炉は基部の幅が14m 高さ100mくらいあって、一度火入れすると耐火煉瓦が消耗するまで燃やし続け、1日1万トンの鉄をつくりつづける。日本では現在高炉が15稼動しているが、投資が1000億円を超え。敷地面積と工業用水を大量に必要とするので新規建設は難しい。エネルギー効率は世界最先端を行っていてアメリカより30%中国より50%は効率がいいが、それでも日本のCO2排泄の14%を出しているとのこと。電気のエネルギー効率にも効いていて電磁鋼の使用で変電器の効率は70%、冷蔵庫の効率は50%改善したのだという。この本は雑学の宝庫だな。