火星への道3

火星での生命探査は液体の水を探すことがカギになる。地下に液体の水があってときどき地表に流れ出すことはオービターからの画像で確認されている。ガリーと呼ばれる地表につもった氷が溶け出して侵食された地形を探して探査することになる。実際にカナダの極地方にあるガリーを探査して微生物の分布が調べられている。極地方では磁石が使えないので方向を見失う恐れがある。火星ではもともと磁場が弱いために磁石が使えない。このため地球のGPSのようなシステムを利用する必要があるかもしれない。生命探査のもう一つのターゲットは溶岩トンネルで、かつて溶岩が流れたあとが空洞になって残っている場所だ。地球上の溶岩トンネルでも光の届かない環境で壁のミネラルを利用する微生物が発見されているという。以上BSプレミアムによる。

人はどこまで予想可能か?

バースト!  人間行動を支配するパターン

バースト! 人間行動を支配するパターン

ヒトの行動は集団としては数学的に予想可能であるというネットワークの解析結果を16世紀のハンガリーの歴史とからめて書いた本。著者は研究者のはずなのに物語作者としてもけっこう腕がたつな。